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Ⅰ.児童厚生員研修体系 資格取得のご案内 | 児童健全育成推進財団

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Academic year: 2018

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1.研修体系の目的

 子どもの健全育成には、高価な遊具や広いホールより対人関係能力に優れた“人財”が必要 です。また、複雑多様化する子どもの福祉課題には専門的な理論やスキルが必要不可欠であり、 “管理人”や“子守り”の意識では対応することができません。「安全・安心」と「健全育成」 を保障する場で支援者の力量不足から起きる事故・事件は決してあってはならないことです。 しかし、中には、職員が専門性もあいまいに採用されるケースやおよそ不充分な研修実態があ ることも否めません。

 育成財団では、児童厚生員(児童の遊びを指導する者)の研修を体系化することにより、児 童館・放課後児童クラブの活動の質を全国的に向上させるとともに、その役割や専門性を明確 にすることを目的としています。

STEP

1

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2

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3

児童厚生員等指導 成研修会

児童厚生員等基礎研修会

地方分散型児童厚生員等基礎研修会 児童厚生員等研修会

(2)

Ⅰ 

Ⅱ 

Ⅲ 

Ⅳ 

Ⅴ 

2.研修対象

 本財団では、研修会参加と資格認定の条件を、児童厚生員(児童の遊びを指導する者)また は放課後児童支援員※と定めさせていただいております。大変恐縮ですが、以下の方は対象外 とさせていただきますので、ご承知おきください。

1. 研修会修了日から起算して1年以内に、離職の予定がある方。

2. 児童館・放課後児童クラブでの勤務実態が、週3日未満、もしくは月 12 日未満の方。 3. 学生を本分とするアルバイト勤務の方。

4. 夏休みなど、長期休みの間のみ、雇用されている方。 5. ボランティア(有償・無償を問わず)の方。

6. 事務担当者等で、加配・代替等で一時的に現場に配属されている方。

7.  保育所内で専用室を持たずに付加的に実施している放課後児童クラブに勤務してい る方。

8. 登録児童数が 10 人未満の放課後児童クラブに勤務している方。

9. 企業や NPO 等、民間で独自に実施している類似事業に従事している方。

10. 放課後子ども教室と渾然一体となった、いわゆる全児童対策事業に従事している方。 11. その他、本研修・資格の趣旨に合致しない施設・事業等に従事している方。

※ 放課後児童クラブ職員の方については、放課後児童支援員となるための都道府県知事が行う 研修(認定資格研修)を修了していることを参加条件とします。

 (ただし、平成 27 年度より5年間は上記研修の修了予定者を含みます。)

・雇用形態や事業実態等について、ご本人や勤務先にお問い合わせさせていただくことがあり ます。

(3)

    基礎研修

 児童館・放課後児童クラブの初任者を中心とした研修です。

  「児童厚生員等基礎研修会」

 児童館・放課後児童クラブの基本的機能や児童健全育成の目的、児童期の発達課題や遊びの 意義等の理論科目と、具体的プログラムなどの指導技術を修得する実技科目が設定されており、 子どもや親への適切な援助と指導技術の向上を目指します。

  「地方分散型児童厚生員等基礎研修会」(育成財団委託研修)

 各都道府県内で育成財団の研修体系に準拠した児童厚生員等基礎研修会が開催されていま す。施設単位での研修や広域の研修の機会が少ない職員の方々にも、参加しやすい仕組みとなっ ています。各地での研修の科目・日程・回数は、育成財団が承認した県児連等がそれぞれ設定 しています。

児童館・放課後児童クラブの目的を理解する群

No. 研修科目 時間(分) 科目の意図 内容

1 健全育成論 120

児童福祉の視点から、健全 育成の理念・内容・方法に ついて理解する。

健全育成の理念、具体的内容、現 代の子どもの課題、遊びの健全育 成上の意義。

2 児童館論 90

児童館の機能と運営のポイ ントを理解する。

施策の経緯、施設概要、施設規模 別特徴、施設機能と運営上の留意 点、児童館ガイドライン、今後の 課題。

3 放課後児童クラブ論 90

放課後児童クラブの機能と 運営のポイントを理解す る。

施策の経緯、事業概要、活動内容 と実施上の留意点、放課後児童ク ラブ運営指針、今後の課題。

2

(4)

Ⅰ 

Ⅱ 

Ⅲ 

Ⅳ 

Ⅴ 

児童の発達および指導の基本を理解する群

No. 研修科目 時間(分) 科目の意図 内容

4 児童の発達理論 90 児童の遊びや生活、環境と発

達の関連について理解する。

乳幼児期から思春期までの定型発 達、それに応じた援助。

5 配慮を要する児童の対応 120

発達障害等の配慮を要する 児童を理解し、具体的な対 応方法や他機関との連携に ついて学ぶ。

発達障害等の配慮を要する児童の 特徴、児童・保護者への支援、他 児童への配慮、他機関との連携。

6 安全指導・安全管理 90

施設・活動における安全指 導・安全管理、児童の健康 管理について理解する。

事故予防と対応、災害への備えと 危機管理、安全指導、健康衛生管理。

7 救急法(実技) 180

心肺蘇生法や応急処置法を 中心に、救急法の知識・技 術を習得する。

心肺蘇生法(加えて AED の扱い 方)、応急処置法。

対人援助の理論と方法を理解する群

No. 研修科目 時間(分) 科目の意図 内容

8 個別援助活動 120

ケースワークの原則や特 徴、実践方法を理解する。

ケースワークの原則、展開過程、 ケース会議・記録、相談援助の方法、 配慮を要する児童への対応。(演習 を含む。)

9 集団援助活動 120

グループワークの原則や特 徴、実践方法を理解する。

グループワークの原則、展開過程、 プログラム作成のポイント、プロ グラム素材の意味、プログラム分 析の視点。(演習を含む。)

10 地域福祉活動 120

コミュニティーワークの原 則や特徴、実践方法を理解 する。

コミュニティーワークの原則、展 開過程(広報、アウトリーチ、地 域連携、社会資源の活用、組織化、 他)。(演習を含む。)

遊び等の指導技術を習得する群

No. 研修科目 時間(分) 科目の意図 内容

11 (実技)ゲーム・運動遊び 90

健全育成に資する様々な集 団ゲームや運動遊びについ て、具体的方法やプログラ ムの進め方を習得する。

レクリエーションゲーム、身近な 野外活動、体力を増進する遊び、 伝承遊び、科学的な要素のある遊 び等。

12 表現活動(実技) 90

健全育成に資する様々な表 現活動について、具体的方 法やプログラムの進め方を

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 児童健全育成に携わる中堅層の職員のための研修です。

 児童館・放課後児童クラブを地域福祉の観点から巨視的に捉えると同時に、子どもの健全育 成や子育て支援活動の総合的理解を深めます。

No. 研修科目 科目の意図 内容

1 地域福祉演習 地域福祉活動の展開方法を体験

的に学ぶ。 地域福祉の実践事例、地域福祉演習、他。

2 レポートⅠ 実践レポートの作成方法を学び、実際に作成する。 実践をまとめる視点、文章構成、レポートの書き方、レポート作成実習、 評価の視点、他。

3 事例研究Ⅰ 事例を素材として、課題の捉え方や対処法を討議し、考察力を 深める。

事例研究とは、事例研究の方法、事 例研究演習、演習のまとめ、他。

4 特別講義 時宜に即して必要とされる新たな知識や情報を得て見識を広げ る。

最新の施策動向、現代の子どもの課 題、これからの健全育成活動のあり 方、中堅職員としての心得、他。

    児童厚生一級特別セミナー

 児童厚生一級指導員資格取得者が、児童健全育成に関する最新の情報を学ぶとともに、自ら が実践報告に取り組み、プレゼンテーションの力を高めます。

No. 研修科目 科目の意図 内容

1 特別講義

子どもに関連する最新の知識や

情報を得て見識を広げる。 現代の子どもの課題、これからの健全育成活動のあり方、その他、子ど もの健全育成に関連する最新のテー マ。

2 実践報告 自らの実践をソーシャルワークの視点から整理し、プレゼン テーションする力を養う。

自らの実践についてのプレゼンテー ションとそのスーパービジョン、客 観的評価。

認定科目

認定科目

(6)

Ⅰ 

Ⅱ 

Ⅲ 

Ⅳ 

Ⅴ 

    上級研修「全国児童厚生員等指導者養成研修会」

 地域の児童健全育成活動についてリーダー的立場にある児童厚生員等を対象とした研修です。  子どもや家庭、地域の直面する課題や、これからの児童健全育成活動について総合的に考察 し、地域のオピニオンリーダー、または児童福祉施策のスーパーバイザーの養成を目指します。

No. 研修科目 科目の意図 内容

1 現代社会と児童

児童を取り巻く社会環境の現状 を把握し、今後の課題について 考察する。

現代の子どもの現状と課題、これか らの健全育成活動のあり方、他。

2 健全育成相談の理論と実際

臨床心理の視点より、児童の発 達や福祉増進に関する相談活動 のあり方について学ぶ。

相談援助の理論と演習、他。

3 運営・管理

施設を運営・管理するための方 法について統括的に学ぶ。

運営のオープン化、組織の機能化、 職員の活性化、施設の快適化、活動 の安全化、財務の健全化、コンプラ イアンス、他。

4 レポートⅡ

実践で築き上げた理論を客観的 に検証しつつ、小論文を作成す る。

実践を理論化する方法、文章構成、 論文の書き方、実習、評価の視点、他。

5 事例研究Ⅱ

事例を素材として、課題の捉え 方や対処法を討議し、考察力を 深める。

事例研究の意義と方法、事例研究演 習、演習のまとめ、他。

6 特別講義

時宜に即して必要とされる新た な知識や情報を得て見識を広げ る。

最新の施策動向、他。

 テーマ・職種別研修

①「健全育成専門研修会」………専門分野や時事的なテーマに特化した研修です。 ②「児童館長研修会」………児童館の管理・運営などに関する研修です。他

※認定資格制度に関連しない研修会もあります。

参照

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